仕事のなかの曖昧な不安 揺れる若者の現在

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著者:玄田有史

中央公論新社

2001年初版発行 (第7刷)
状態:B カバーに少し傷み、破れがありますが、その他はきれいです。


あまりにも有名な「ニート」「SNEP」といった用語の提唱者として知られる玄田有史氏。「ニート」という用語は2004年の著書により生まれたものなので本書には登場しませんが、主題は同じく若年層の雇用問題について。本書は特に経済学としての”データ”を元に、若者の雇用の問題と実態について書かれています。
「データを元に」というと、数字を使って都合よく物事をステレオタイプ化してしまうといった、あまり良くないイメージを持ってしまいがちですが、本書のテーマは「若者が仕事に関してどういった状況にあり、何を考えているのか」ということであり、データはそれを知るための手助けとなるものとして位置づけられています。
「不安」というものは2種類あり、原因がはっきりしている不安(リスクと置き換えられるもの)と、そうでない、原因がわからない、漠然とした曖昧な不安があり、若者の仕事に対して持っている不安の多くが、後者の曖昧な不安であると著者は述べます。「仕事を続けていって自分がどうなるかイメージ出来ない」、「そもそも仕事を続けられるのかどうかがわからない」、不安定な雇用に身を置く若者が抱く「曖昧な不安」について、その実態について明らかにし、漠然としたものを少しずつクリアにしていくこと。本書はまさに、これから不安に立ち向かっていかなければならない当事者たちに向けて書かれた一冊だと言えます。



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