デザインのデザイン

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著者:原研哉

岩波書店

2003年初版発行 (第20刷)
状態:B カバー上部に少し焼けがありますが、その他はきれいです。


真っ白いカバーにタイトルと著者名だけが配置された、とてもシンプルで潔く、それでいてとても印象に残る表紙。デザインを知るための名著としてロングセラーとなっているこの「デザインのデザイン」。無印良品のアートディレクションなどで知られる原研哉氏が、デザインの歴史を駆け足でたどりつつ、自らの仕事を振り返りながらデザインとは何かについて、とても分かりやすく綴られています。
デザインというと、製品に対してどういった外見を与えるかといったことを思い浮かべる人が多いと思います。それは現代においてデザインというのが産業と強く結びついていることや、内実というよりは見え方に重点を置いたものと捉えられていることに起因していると思うのですが、デザインの本質はそういったことだけではないということが、本書を読むとよく分かります。
コップをデザインするときに、何を考えるか。それは、コップとはなにかという哲学的な思索となります。液体を入れることが出来ればコップなのか、どこまでの大きさをコップというのか、取っ手は付いていても付いていなくてもいいのか…。その思案を突き詰めた結果がコップのデザインに形となって現れるのだと氏は語ります。そう思うと、デザインというのは人の思いやぬくもりのようなものが詰まった、とても人間らしいものとして身近に感じられるかもしれません。



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